2020年10月05日

2020年10月の始まり


皆さま、こんにちは。

2020年 第9番の月も過ぎました。
2020年も75%を終えたことになります。

2020年は「新しい生活スタイル」順応で
時間経過の感覚も「今まで」とは違うでしょう…

ともあれ 各々与えられた時間を大切に
収穫の秋を楽しんで参りましょう。



目もかれず 見つつ暮らさむ 白菊の
 花よりのちの 花しなければ


(目を離さないで見続けながら暮らしていこう。
〈冬が迫り〉白菊より後に見る花はないのだから。)



『後拾遺和歌集』巻第五(秋下)349番
伊勢大輔 (いせのたいふ) の和歌です。

伊勢大輔(989年頃?〜1060年)は
平安時代中期の女流は歌人。中古三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。



目もかれずの「かれ」は「離れ」と「枯れ」の掛詞。
「目を離さず枯れないように」というニュアンスです。

現代においては、温室栽培などで季節外の
花・野菜・果物など珍しくありませんが、
当時としては「白菊」は花を愛でる風流の
最後を飾るものと思われていたわけですね。


全てが移ろい、変わらぬものなど何もない世で
「枯れないように目を離さず愛でる」というのは
ある意味で浅ましい人間の性(さが)と言える
かもしれませんが、そのような執着を持つから
こその人間性という面もあるでしょう。

どうせ全ては消え去る幻であるという諦めよりは
縁あって時間を共にする限りは愛を以て慈しもう
というアプローチの方が「精神的に健全」
というか「知的」でさえあると私は思います。


「白菊」の花ことばは「真実」と言われますが
「万人にとっての真実」などありません。

各々がその時々に感じ、思う事象こそが
各々にとっての掛け替えなき「真実」であり、

「自分にとっての唯一」を大切に思うことは
その知性を一段と深める機会にもなります。


コロナ禍で「当たり前が当たり前ではなく」
なることもありますが、だからこそ日常の
何気ない事象さえも「有難い真実」として
愛でていきたいものですよね。


それでは、今回はこの辺りで。
素晴らしき10月の日々をお過ごし下さいね。

いつもありがとうございます。


posted by laluz at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ラルース進学塾
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