年頭にあたり、謹んでご挨拶申し上げます。
旧年中は並々ならぬご厚情を賜り、御礼申し上げます。
本年もご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。
新しき 年の初めに 豊の年
しるすとならし 雪の降れるは
新 年乃婆自米尓 豊乃登之 思流須登奈良思 雪能敷礼流波
あらたしき としのはじめに とよのとし しるすとならし ゆきのふれるは
( 新しい年の初めに実り多い年になるだろうと
告げる吉兆に相違ない。この降り続く雪は。)
『万葉集』巻第十七 3925」葛井連諸会
(ふぢいのむらじもろあい)の和歌。
年末年始は大寒波到来という予測ながら
大混乱はなく何よりでした。もちろん
雪国の方々は大変だったと思います…
(雪が降るかなと予測して 今回の和歌を引用した草稿を
書いていたところ 前予想ほど雪日という感じでもなく。
差し替えようと思いましたけれど、4〜5日に寒気がまた
戻ってくるとのことでしたので、「吉兆の雪」のまま更新しておきます。)
10月の和歌で紅葉を"幣"に例えたように、
日々の何気ない些細な事象の全てが
自分への餞(はなむけ)と受け止めて
自らが吉兆の顕現であるかの如くに
2020年も輝かしく楽しんで参りましょう!
それでは、年頭のご挨拶まで。
皆様の益々のご清栄を、心よりお祈り申し上げます。
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