2011年09月13日

記憶保管システム


「忘却」とうまく付き合いながらも
「記憶容量を増やしていく」には?という点に
 ついて続きをお話しましょう。

ただ、「記憶すること自体に大きな意味はない」と
個人的に思います。「何のために記憶するのか?」
という点こそが重要であって、どれだけ暗記できるか
というのは本来的に趣味の世界と思います。


例えば、円周率πについて、3.141592653589793
238462643383279502884197169399375105820
974944592307816406286208998628034825342…
と延々と暗記しているからといっても、それは
別にコンピューターに任せれば良いのですから、
現実に覚えている必要性は低いと言えるでしょう。

「既知の事項を元にして、新しい発見や法則を創造
すること」こそが人間の役目であって、「記録」
自体は人間の脳でなくても本来的には良いはずです。


要は、覚えておくべきことは正確に定着させて、
そうでもないことは「忘却」させても良いという
ゆとりを意識していた方が現実的と言えます。

さて、「記憶」の前に「忘却」を考えましょう。

何のために「忘却」するのか?

まず、「保存容量」というのが無尽蔵に近い倉庫を
イメージして下さい。入れようと思えば、いくらでも
物事が収まっていく倉庫があるとすれば便利ですね。

しかしながら、それを一人で管理しなければならない
としたらどうでしょう?たくさん入るのは良いとして
必要な時に一瞬で引き出すことが出来るでしょうか?

たくさん収納できるからといって、自由に出し入れ
できないならば、それは「ごみ箱」に近いと言えます。

巨大なごみ箱から目的物を探すより、
新しく買ってきた方が早かったりします。。

記憶保管システムも全く同じです。

記憶自体に価値はない、その記憶事項を用いて
新しい創造を行うのが「脳の役目」だと言いました。


「脳」としては、あまり使っていない記憶事項が膨大に
積み重なって、重要記憶が必要時に引き出せなくなっては
無意味なので、定期的に「忘却消去」させるわけです。
(「精神防衛反応」としての忘却は置いておきます)

とすれば、ここがポイントです。

脳が自由に引き出せるように、整理分類してやれば
脳は「記憶の倉庫」を自由に検索でき、記憶消去する
ことなく膨大な記憶容量を使っていくようになります。


正確に述べると、「記憶容量を増やす」というよりは
「整理分類していくことで、記憶容量を最大限に使う」
というイメージでしょうか。

以前にも触れましたが、人間の脳構造において、
大きな個体差は本来的にないと思います。

知能や学力に差が出てくるとしたら、それは「脳の差」
ではなく「脳の使い方」の差でしかありません。


「組織」において同じ人員構成であっても、トップが
方針を明確に示し、組織を調和的に引き上げていくか
否かによって業績に顕著な差が出てくるのと同じです。

記憶力についても、その与えられた膨大な記憶容量を
最大限使用していくにはどうすれば良いか?という
思考・工夫の結果に他ならないわけです。

(それを先天的・無意識に行なっている者もいますが
後天的・意識的に開発することも当然に可能です)



では、いかにして脳内を整理分類していくか?ですが
導入部分で十分に長くなりましたね。。

もともと数回に分けなければならないとは
思っていましたし、気長に書いていきましょうか。

それでは、続きはまた明日に。



posted by laluz at 16:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 「脳」の使い方
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