2011年11月08日

「意識した睡眠」


「睡眠」というのは不思議な現象です。

(幼い私が「食事」に疑問を持ったように
「睡眠」というものにも疑問を持ちました。)


「先生はどれくらい寝ているのですか?」とか
「ベストな睡眠時間はどれくらいでしょう?」
という質問を受けるのも当然かもしれません。

食事については以前に軽くお話ししましたので
今回は「睡眠」について考えてみます。

「睡眠」の科学メカニズムなどについては
まだまだ十分に分かっていないと言える現状、
専門的解説は研究者の方々のページに委ねるとして


「睡眠との付き合い方」は千差万別です。

「ベストな睡眠時間はどれくらいでしょう?」
と言われれば、3時間睡眠でも8時間睡眠でも
自分が丁度よいと思う時間がベストと感じますね。


食事回数と一緒で、画一的基準はないと思います。
(もっともらしい説は多々ありますが)

ただ、忙しい生活になればなるほど睡眠時間の
優先順位は低くなっていくのは現代の必定です。

仮に1日8時間を睡眠に費やせば、1日の3分の1を
睡眠時間に取られ、いわば人生の3分の1を眠りで
過ごすなんてムダ過ぎる!という考えも分かります。

有限な人生なのにもっと有意義に過ごさないと…
出来る限り短眠で過ごせないか…と考えるのは
極力食事をしない方が不老には良いと思うことと
本質的には同じように映るかもしれません。


ただ、結論から言えば私はそう思いません。

食事を少なくするのは消化器官への負担を極力
軽くするという観点から実践しているのに対して、
睡眠を少なくするのは必ずしも身体器官の負担を
軽くすると言えないからです。


むしろ感覚器官や免疫システムの修復が小さくなり
身体的負担は大きくなることが多いでしょう。

そもそも「睡眠時間」はムダな時間ではありません。

「覚醒時間」と同等以上に有意義な時間であるという
認識からスタートするか否かの違いと感じます。


例えば、車や飛行機などの動力機械について
定期的に点検整備・修復する場合と、長時間
休みなしに修復さえしない場合とでは、どちらが
「長期間安定的」に動くことができるでしょう?

「万物」は「静」と「動」の精妙なバランスで
成り立っていると構成することもできますが、

「睡眠」と「覚醒」もバランスこそ肝要と思います。

「覚醒時」には覚醒時にしかできないことをし、
「睡眠時」には睡眠時にしかできないことをする。


覚醒時で疲労した部分を睡眠時で修復する、
覚醒時に大量吸引したウイルスなどを睡眠時に
体内で浄化していくという回復機能はもとより、

覚醒時にはどうしても「既成概念社会」の中で
思考行動することが多い点(これはこれで必要です)、
睡眠時は既成概念や固定観念を超えた創造的思考
(いわゆる「夢」ですね)を行うことで、独創的な
インスピレーションを得られる時間となります。


「睡眠」は削るべきムダな時間だと思わずに
「意識して有効な睡眠時間とする」ことが
「脳力」においても最重要な要素なのです。

例えば、「ダラダラと暇だから寝る」ことや
「睡眠時間は惜しいけど、仕方なく寝る」よりは、

一日を振り返り、様々な出来事に感謝しつつ、
また覚醒時を支えてくれた諸器官を労わりながら
睡眠時の回復システムに「回復をお願いする」、

このような意識で眠りを楽しむならば、睡眠は
覚醒時と同等それ以上に有益となるでしょう。


睡眠時間を削ってムリをし、その結果風邪で寝込んだり
急遽入院で病床に伏せるというのは、私としては
あまり楽しい「睡眠時間」には見えません。

人生の3分の1を睡眠だなんて勿体ない!と言いつつ
疾病リスクを負うのは…浅学の私には理解不能です。
(もちろん病床でしか得られない何かもありますが)


睡眠時間の「質」を高めるというのは、人生の質を
高めることと同義だという意識で、忙しい中だからこそ
睡眠できることに感謝することが大切だと思います。


(不眠症の方にもアドバイス差し上げたいですが
 またそのうち機会があれば…)


なんとなく眠ってきた方々は「睡眠時にすること・
できること」を考えてみてはいかがでしょうか、
そうすると睡眠中にも進化していくことでしょう。

最後に質問の答えですが、私の睡眠時間は不規則です、
寝たい時に寝て、覚醒モードの時はそのまま集中です。


それでは、また明日に。

学生さんも社会人の方も
休む時はしっかり休んで下さいね。


posted by laluz at 17:00| Comment(0) | 「脳」の使い方
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