2012年12月06日

「焦点」を合わせる


皆さま、こんにちは。

10月は中間考査月間だったわけですが、
早いもので今や期末考査の期間です。。

各々の目標レベルに応じて頑張って下さいね。

(定期考査は大丈夫ということで、考査前日でも
 先取りを進める生徒さんもいますけれど、人は人。
 自分のペースで深化させていくことが大切です。)


さて、色々と書くべきことはあるのですが、
当分お昼から授業が続くので(今日も14時半から24時まで)、
寸暇を見て、書ける時に書き留めておきますと。

先生にとって「頭の良さ」って何だと思いますか?
という質問を、たまに受けることがあります。


結論を言えば、「頭脳」というのは「善し悪し」という
相対的価値で区分できないと思いますけれど、

(そもそも「頭の良さ」の定義によりますし。)

色々な人々とお話ししてきた僅かな経験において、

(こう見えても首脳レベルを含めた多種多様の方々と
お話してきた方だと思います、交友範囲は狭いですが。)


この方は知性が深いな…と感じるのは
「焦点を合わせる」能力が秀でている時です。

人々と話している時には、各々の問題解釈・理解状況を
推測・把握し、その争点・興味次元に焦点を合わせて
会話・議論を調整していくスキル。


自由気ままに万物に思索を巡らせている時や
新しい問題について柔軟にアイデアを練る時は、

様々な視点から、巨視的・微視的、横断的・縦断的、
個別的・総体的に、自由に焦点を遊ばせながら、
それでいて確かな論理を展開できる人。


そういう人は、頭が良いなぁと敬服します。

(あえて「頭の良さ」という言葉を用いれば。)

情熱的にはなっても、感情的になることはなく。
そういう会話は、とても知的な時間でしょう。

曖昧とした「知能」という中身においても
重要なエッセンスは、この「焦点調節能力」だと
(個人的には)勝手に思っています。


この世界においても、メインの視点からでは
見えないこと・見過ごしてしまうことが沢山あります。

一見、何の法則性もない事象においても
焦点を確かに合わせてみると、別の法則が
すぅーと眼前に浮かび上がってくるもので。

日々の暮らしでレンズの焦点を固定していると
凝り固まって近視眼になってしまうように、

思考の焦点も、意識していないと先入観や
偏見などで凝り固まってしまいます。


周りの観ている世界と、自分の観ている世界とが
あまりに違い続ける時、どうしても不安になり、
自分の見ている世界こそ不自然なのだと考えますが、

その状況においてはピントがズレていただけで、
その視点自体は必ずしも間違いとは限りません。

IQ というものの中身は誰にも分かりませんが
「知能」という何かを育てていくとしたら、

その様々な視点を、そのまま自由に遊ばせること
それがとても大切なことだろうと今は感じます。


一見、取り留めもない発想や、荒唐無稽な言動でも
表層的判断で終わらせずに、深層を推し量ると
(相手が幼い子どもである場合は特に)

とても有意義で、奥深いアイデアが
秘められていることも多いものです。

多くの人が「何を言ってるの?(苦笑)」と思うことでも
「もしかして、こういうことを言っているの?」と
意味を掘り下げようと洞察する人が1人でもいれば、
大きく輝くであろう天才の卵は多く在るはず。


名画を扱う高名な画廊にいれば、そこに在るのは
高名な画家か有望な若手の作品だろうと推測されますが、

フリーマーケット(flea market)においては
おそらく贋作か低級品であろうという推定が働きます。
(ごく稀に名画が埋もれていたりしますけれど…)

相手の言動は、肩書きや学歴によって信頼性が
確かに多少付与されるものの、絶対的ではありません。

自分の言動はもとより、どのような相手の言動も
秀逸な作品かもしれないという推定で捉えると
「興味深い知性」を見つけることが出来ます。


もちろん、贋作や複製版を名画として有り難がるのは
ナンセンスかもしれませんが、こと「人の言動」は
ブランドによって真贋が分かれるものではないので、

どの人の言動もそれぞれ名画たりうるものと言えます。

(私も、私と接する生徒さんは天才性を有すると
 いう前提で、賢察を怠らないように心掛けています。
 私が幼い頃、周囲にそうしてもらえたように。)


焦点の合わせ方というのは、様々な人々や環境・
事象において、それぞれピントの合わせ方次第で
多種多様な側面を持つということを知り、

その多様性を包括的に「1つ」の存在として
解釈・受容できる能力と(勝手に)考えます。


ミクロな世界からマクロな世界まで
焦点を自由自在に遊ばせながら、

劇的に変化しつつ同時に全く変化しない日々を
有意義に楽しんで参りましょう。。

それでは、今回はこの辺で。

いつもありがとうございます!



posted by laluz at 23:55| Comment(0) | IQ・知能
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