2013年06月13日

Sigmund Freud


皆さま、こんにちは。

蒸し暑くなってきましたが、お変わりございませんか?

まあ、暑い寒いと言って何か変わるわけではないので
エレガントに気温変化を楽しんで参りましょう。


さて、久々に「名言の英語」を更新します。


Sigmund Freud(1856.5.6 - 1939.9.23)は、
オーストリアの精神分析学者、精神科医、

後の精神医学・臨床心理学の基礎を築いたのみならず、
20世紀以降の文学・芸術・現代哲学に影響を与えました。


現代の精神医学においては、フロイトの理論自体は
必ずしも評価されていると言えない面もありますが、

精神分析・夢分析といった「無意識」の世界を
学問的に記述しようとした業績は大きいでしょう。

英国王立協会においても、ニュートン、ダーウィンや
ホーキング博士と並んで今なお讃えられています。

What is the Royal Society?


The interpretation of dreams is the royal road to a knowledge of the unconscious activities of the mind.

(夢の解釈は、無意識なる精神活動の理解に至る王道である。)

フロイトにおいて「夢」は人間の願望を満たすためのもので、
夢は現実の投影であり、現実は夢の投影であると考えました。

夢判断と一口に言ってしまうと「疑似科学」として
今なお批判も多いところでしょうが(「夢占い」的な?)、

それを「科学的に追検証」できる技術がないだけで、
自分というものを解釈する上では有用な試みのはず…。


まあ、科学的・学術的に有意な実証が未だできずとも
各々において「夢」という現象を建設的に用いるならば、

それはそれで良いのではないかなと思いますね、
「夢」の有用性が変わるわけではありません。


(私も「夢」の世界には心から敬意を払っていますし、
 実際そこから得る思想・アイデアは有益なものです。)


Most people do not really want freedom, because freedom involves responsibility, and most people are frightened of responsibility.

(多くの者は、本当に自由を欲しているわけではない。
自由とは責任を伴うもので、多くの者が責任を怖がっているからだ。)


「責任」というものの「重さ」は各々の地位や
環境で大きく異なるものではありますけれど。

中途半端に賢くなると(本質的な知力ではなく)
中途半端に先が読めて、身動きが取れにくくなります。

リスクを考えて行動を控えるという意識も
本質的には同根かもしれませんが、

「行動しない」なら、事態が変わらないのも必然。
あれこれ思い悩むのはナンセンスでしょう。


全ては、自らの意志の命ずるままに。


Men are strong so long as they represent a strong idea. They become powerless when they oppose it.

(人間は、強固な思想の側から発言する時には力強いもの
 だが、その強固な思想に反対する時は無力となる。)


世界的に、文化的に、あるいは帰属組織的に、
支持されている「考え」に与する場合においては
味方も多いので安心して主張(口撃)できるものですが、

いわゆる常識・多数意見に反対する立場で発言する場合、
その者は圧倒的な劣勢の中で孤軍奮闘するのが常です。

確かに、ただの常識知らず…というか迷惑な振舞いを
感情に任せて喚き散らすのは、周りが教導すべきとしても

あらゆる角度から冷静かつ客観的に、先見性をもって
異を唱える場合であっても、最初は反対されるものです。


状況的に「負け戦」であるのを、戦略的に崩していき、
形勢を傾けていくのは、知力以上に胆力が必要でしょう…。


One day, in retrospect, the years of struggle
will strike you as the most beautiful.


(もがき苦しんだ歳月は、いつの日か回想の中で、
至高に美しきものとしてあなたの心を打つだろう。)


Out of your vulnerabilities will come your strength.

(あなたの弱さからこそ、あなたの強さは生じるものだ。)

「強・弱」、「苦・楽」、「美・醜」などの対立、
究極的には「光・闇」「善・悪」という対比も全て、

どの視点から物事を捉えるか?という
相対判断上の差異でしかないものです。

心身の問題に限らず、凡そ人間の思考が及ぶ諸事は
その価値判断のバランス、傾いて崩れないように
「重心」を上手く取っていくことの連続でしょう。


「強さからこそ、弱さは生じる」あるいは
「至高に美しき日々は、回想の中であなたの心を
苦しめるものとなるだろう。」というように、

逆もまた、成り立ち得るものです(若き美貌の記憶が、
老いた晩年を苦しめることもあるでしょう。)


全てはバランスの取り方、その対応如何において
知性の在り様が大いに現れるように思います。。


Psychoanalysis is in essence a cure through love.

(精神分析は本質的に、愛を通した治療である。)

何だかんだで、また「愛」で締めますか…と
知己からは冷笑を浴びせられそうですけれど、

まあ、そうなるでしょう、行きつくところは。

「愛」って何だ?というのを真正面から問うたり、
議論するのは青臭いという風潮もありましょうが、

「愛」の名の下で、「善」も「悪」も為されますし、
それを「 自分なりに定義しておく 」のは大切です。


「愛すること」を誓ったはずの(誓わされた?)夫婦が
簡単に離反するのも「愛する」の定義違いでしょう?


…と、脱線しましたが、精神分析に限らず「分析」
「治療」というものは「愛」の為せる業だと思います。



予定より長く(遅く)なりましたが、今回はこの辺で。

いつもありがとうございます。



posted by laluz at 23:55| Comment(0) | 「名言」の英語
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