2013年08月13日

Claudius Ptolemaeus


皆さま、こんにちは。

猛暑が続きますが、お変わりございませんか?

さて、久々の「名言の英語」を更新します。
(7月は1度も更新していなかったですね…)

今回は、プトレマイオスを取り上げましょう。

Claudius Ptolemaeus(83年頃〜168年頃)は、
古代ローマの天文学者、数学者、地理学者、占星術師。


英語名 Ptolemy(トレミー)の方が
我々には親しみ深いかも知れませんね、

円に内接する四角形 ABCD において成り立つ等式
「AC・BD=AD・BC+AB・DC (トレミーの定理)」、
「トレミーの48星座」といったものは有名でしょう。


著書『アルマゲスト』は、既知の天文学を数理的に整理し、
後々まで何百年間も天文学の体系とされてきました。。

『アルマゲスト』=「偉大なる書」という意味ながら
「天動説」を定着させたという誤りもありました。

ただ、魔術の領域においては、現代にあっても
プトレマイオス宇宙観は敬意を払われています。

(自らが宇宙の中心として錬成される観点において)



We consider it a good principle to explain
the phenomena by the simplest hypothesis possible.


(我々は、可能な限り最もシンプルな仮定で
 現象を説明することこそ優れた法則と考える。)


ムダなものを省いて、最もクリアに解き示すのは
学術における場合だけでなく貴ばれましょう。

「シンプルは洗練の極致」ですね?


Everything that is hard to attain is
easily assailed by the generality of men.


(獲得することが難しいものは全て、大部分の人間によって誹謗される。)

「酸っぱいブドウ」の喩え話もありますように。

※ おいしそうなブドウを見つけたキツネは、食べようとして何度も跳び上がるも、高い所にあってどうやっても届かない。怒りと悔しさで、キツネは「どうせこんなブドウ、酸っぱくてまずいだろう。誰が食べるものか!」と言いながら立ち去るイソップ寓話ですね。

社会的な価値観を否定したりすることで、何もできない
自己の状態・不遇を正当化しようとする心理・願望は、
ルサンチマン、奴隷精神の特徴であるとニーチェは言います。


妬みや羨み、恨み辛みを抱えて誹謗中傷しても
自らの事態を何ら変えることはできません、

各々の進歩、人類を進化させてきたのは
覚悟ある継続的実践あってこそと思います。


The length of life takes the leading place
among inquiries about events following birth.


(誕生後の事象についての探究の中で「人生の長さ」は主要な位置を占める。)

「人生の長さ」は難しい問題ではありますけれど、

「人生の万象を問う」からこそ人生に長さが生まれる、
「世界を問うことこそ人生」という含意もありましょう。


「平均寿命」自体は、医学・医療技術の進歩や
各健康意識の向上によって伸長されていくとしても

「人間としての生の長さ」を規定していくのは
「世界」に関わる各々の精神次第とも言えますね。


I know that I am mortal by nature and ephemeral, but when I trace at my pleasure the windings to and fro of the heavenly bodies, I no longer touch earth with my feet. I stand in the presence of Zeus himself and take my fill of ambrosia.

(私は 生来的に死すべき運命にあり、儚い存在だと知っている。
 しかし、天体たちの自在な曲行を 喜びのままに辿っていく時
 私は もはや地球上に在るのではない。ゼウスの存在そのものの
 中に立ち、アムブロシアを存分に得ているのだ。)


アムブロシア(ambrosia)は、ギリシア神話に記される
神々の食物(飲物)。「不死」を意味することもあります。
(言うまでもなく)ゼウスはギリシア神話の最高神。

天文学において「天動説」は過去の物になりましたが
ただ、その太陽系自体もおよそ時速781,200kmで
回転を続けており、更にその「天の川銀河」自体も、

銀河群・銀河団さえも膨張する宇宙空間において
静止することなく「動いて」います。


The helical model - our solar system is a vortex .


The helical model - our Galaxy is a vortex .


上の動画は「太陽系惑星」が太陽の周りを公転しながら
「太陽系」自体の回転する様子を示してくれていますね、

下の動画は「太陽系」の「天の川銀河」内における
公転運動について模式的に示してくれています。


今の瞬間においても我々は宇宙の渦(vortex)の中
あり得ない超高速で回転しているわけですからね、

地球レベルの些細な喧騒・スピードで慌てるのは
滑稽というか…愛おしく感じるものでしょう?


マクロな大宇宙でもビュンビュンと激しく回転し、
ミクロな量子世界でもくるくると静かに回転して、

あらゆる意味でビュンビュンくるくると回っている世界、
中心がどこかさえ一義的に規定できないからこそ

「自らが中心である」と捉えて万物の助力を感じ、
その感謝を注ぐ対象半径を思考の果てまで伸ばして

「人の生」を無限まで高めていくという趣旨なら
プトレマイオス宇宙論は今でも尊重されましょう。



「ペルセウス流星群」のお話もありましたが、
長くなりますので今回はこの辺で。

いつもありがとうございます。



posted by laluz at 02:00| Comment(0) | 「名言」の英語
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