2014年10月02日

2014年10月の始まり


皆さま、こんにちは。

2014年 第9番の月も過ぎました。
2014年の約75%が過ぎたことになります。

前回更新は9月20日付であるものの実際の公開はつい最近なので
珍しく連続更新のような気が勝手にしていますけれど…


皆さまにおかれましては変わらず充ち足りた
実りの秋をお過ごしのことと存じます。


起きあがる 菊ほのかなり 水のあと   芭蕉

( 雨で倒れてしまった菊たちも、水が引いたあと
 起き上がる気配が 静溢の中に感じられる。 )



大雨で倒れてしまった菊が、水の引いた後
ゆっくりとその身を回復していく情景の中で
植物の静かな呼吸が聞こえてくるような優美な句。

「ほのかなり」という言葉の余韻が広がりを感じますね、
雨後の薄闇の中 ほのかに生命力がぽぅっと浮かび上がる感覚、
或いは…菊の香りが微かに匂う様子なども想起できますし、

菊の起き上がる様子と言っても、数分のことではなく
ゆったりとした時間の流れの中で静かに為されるもの、
そこに静溢な時間的広がりも感じられましょう。




祖父親 孫の栄えや 柿蜜柑  芭蕉

(おおぢおや まごのさかえや かきみかん)
( 今ここに柿や蜜柑が実っているように
祖先の努力があってこその子孫の栄えなのでしょう。 )



悲喜交々の人生に在っては、慈雨のみならず
心を折るような暴雨もあるかもしれませんけれど、

雨後に静かに起き上がる菊のように
人の世も生命力を次代に繋げていくもの。

「原初」を考えるのは、各々の主義信条・世界観によって
大きく異なりましょうが、今ここに在ることの因果について
遍く全てに敬意を想うのは、精神の良き糧となりましょう。


今年10月2日は 旧暦9月9日、すなわち「重陽の節句」
菊が咲く季節であることから「菊の節句」とも呼ばれます。

菊は古来高貴な薬草として、邪気を払い不老長寿の効ありと
されたので、菊花を飾ったり菊酒などで平穏長寿を願いました。


いつもながら「重陽」に限った事ではありませんけれど
古来よりの良き伝承を感じ、新しき「時」が健やかに繋がることへ
敬意と確信を持って、雄大に日々を祝って参りましょう。



10月も素晴らしい出会いで充ちていることを
皆さまと共に心から喜びたいと思います。

いつも本当にありがとうございます。


posted by laluz at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ラルース進学塾
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