2014年12月20日

芸術との調和


皆さま、こんにちは。

晩秋のアート散策について記事公開するとしていたまま
そのまま随分と時間が経ってしまいました・・・

全てのイベントや事件を記事にしているわけではなく
むしろごく一部に過ぎませんけれど、更新頻度が低い現状で
このアート散策さえ記事にしないのは好ましくないので
遅ればせながら簡単に書き留めておこうと思います。。

もうすぐ師走も終るというのも早いような遅いような
ともかくもますます夜空が澄み渡る季節となりましたが、

過日(11月中旬)のセットメニューは以下の通りで
今回もリンクは張っていません…


夢見るフランス絵画」 bunkamura@渋谷
チューリヒ美術館展 印象派からシュルレアリスムまで 」新美術館@乃木坂
デ・キリコ展 」汐留ミュージアム@汐留

フェルディナント・ホドラー展」西洋美術館@上野
ヒカリ展 光のふしぎ、未知の輝きに迫る! 」国立科学博物館@上野
ウフィツィ美術館展 黄金のルネッサンス 」東京都美術館@上野
日本国宝展 」東京国立博物館@上野

高野山開創1200年記念 高野山の名宝 」サントリー美術館@赤坂
「ボストン美術館 ミレー展」三菱一号館美術館@丸の内
ESPRIT DIOR ディオールの世界 」 @銀座


・・・というアート内容でした。

「東山御物の美―足利将軍家の至宝―」三井記念美術館@日本橋
「ウィレム・デ・クーニング展」ブリジストン美術館@京橋
「ティム・バートンの世界 」森アーツセンター@六本木
・・といったところも訪れる心積もりでしたけれど寄れず仕舞。。


どれも秀逸な展示内容で、いつも以上に感動的な散策となりました。
(どのような時間であっても「至上の経験」と思える性格なので
 何をするにせよ「失望」することはありませんけれども)

世界の名画たちとの知的対話が、自らの精神を必ず
進化・深化させてくれることは言うまでもないのですが
その中でも特に面白い対話なり哲学なりができたのは
「ヒカリ展」と「ホドラー展」でしょうか。


文字通り「光」で満ちあふれているこの世界。
広大な闇の宇宙空間でも星たちが光り輝いています。

138億年前の宇宙誕生から38万年後に生じた「光」は、
「時間・空間」を規定する現世の根源と言えます。

「光」に関わる研究は古代の天才から現代まで連綿と連なり
人工光合成、LEDなどの半導体照明、蛍光タンパク質や
光通信技術など…「光」の応用は多岐に広がりを見せています。



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蛍光たんぱく質によって発光する「光の繭」

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世界初公開の「光る花」

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「光る繭」によって彩られたツリー


「光」を知ることは、宇宙・時空間そのものだけでなく
宇宙上の全ての「生命」の尊い輝きを知ることに至りましょう。



「ホドラー」との対話においては「リズム」がキーワード。

踊る人々の姿、そこに身体化される感情、それらが
連鎖することで生まれる「生」のリズム。

ホドラーは山々や雲のような自然界の無機物にさえ、
生命感や律動感を見出し、それらの脈動を生み出す構造や
原理を追究し、世界の動的な秩序やリズムの抽出を志向しました。

人々の身体の動きや自然のさまざまな事物が織りなす、
生きた「リズム」を読み取る中で、自らの「生の脈動」を
改めて愛おしく大切に感じられましょう。

あらゆる事象と「調和」しながらリズミカルに生きること。



様々な音が交響しながら「世」は脈動を続けていきますが
そのリズムと協和的に、あるいは意図的に不協和にさえ
自らを主張しながら「有限の生」を謳歌していくことで、
規模に差はあれど各々のペースで世界を彩っています。

己の「心身」という至高なる楽器を慈しみながら
(日々のメンテナンスも大切に怠らないように)
自分のイメージするリズムが出せるようになるまで
心身のムダを削ぎ落とし、純化させていくのみですね。



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最後の写真は「ディオール展」のもの。

立ち居振る舞いは、精神の具現とも思いますし
「色彩」「風合い」と自由に遊ぶという見地で
ファッションは相応に好きな方です(何度か触れましたが)。

身に纏う「人」こそが主役であって、コスチュームや
ドレスはあくまでサポート役であると言うまでもありませんが
その「主役」のリズムに様々な変化を付けたりすることは
ファッションの醍醐味でもありましょう。

光による色彩・生地の風合いの変化や
身体の挙動によるラインの変化など
すべて「生のリズム」に魅力を添えるもの。

これは「ファッション」に限らず、食事や睡眠
およそ全ての人の営みに言えることですけれど、
各々のリズム感覚こそを大切にしながら
貴重な「生」を全うして下さいますように。



・・・この私も 時間を共有する皆さまに対して
理想的なリズムを刻むための良き調整役に
少しでもなれていれば幸いなことと思います。

深呼吸して、呼吸のリズムを整えながら
素晴らしい日々をお送り下さいね。

いつもありがとうございます。


posted by laluz at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アートな話
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