2018年09月04日

2018年9月の始まり


皆さま、こんにちは。

2018年 第8番の月も過ぎました。
2018年の約67%を終えたことになりますね。

猛暑が続いたと思えば 大型台風が通過したりと
ご不便を強いられた方もおられると思いますが
これから少しは一段落できる秋の訪れを
感じることができるでしょう。

何はともあれ、充実された日々を
お過ごしであるようお祈りするばかりです。




なにごとも 変はりのみゆく 世の中に
 おなじかげにて すめる月かな



( あらゆるものが移り変わって行く この世界にあって
  変わらぬ光で澄み輝いている月よ。)




特に説明も必要ないシンプルな和歌ですね。
だからこそ洗練された清澄さが際立つというか。

説明不要といっても、時代背景は以前触れたように
激動の真下なので「何事も変わりのみゆく世の中」
というのは、我々の想像以上の実感覚と思います。

ただ、現代は現代で、激変する時代といえます
(技術・環境の変化は筆舌に尽くし難く、また
日本においては実感しないだけで政変・紛争
 などは世界各地で続いていますし…)


事象の把握も進んで、西行の時代よりは
「月」や「光」のことも分かって来ました。

芸術表現に際して無粋に興を削ぐ意図は
ありませんけれど、「月」の表面はボコボコ
特に月の裏側は…幻想的な月の印象とは
相容れないような異様・不気味なほどの
クレーター地表ということだったり、

月は「我々が見ている側」を常に向けたまま
回っていることも、現代では周知事実ですが
表側の"うさぎ模様"は地球の重力との協働で
出来たであろうことも分かってきました。

長い宇宙時間を考えるなら「月」さえも
変わって来ましたし、変わって行くもの
ではありますが、それらを踏まえた上で
なお「不変に清澄なる月光」というものに
思いを馳せることは 大切なひとときです。

(まあ…月光の源である太陽さえ寿命があるので
 「不変に清澄なる月光」というのも幻想ですが
 そこは瞑想上の癒しのイメージというか。)




ゆくへなく 月に心の すみすみて
 果はいかにか ならむとすらむ


(在るがまま 月に想いを馳せていると 心が澄んでいき
 この果てに私の心はどのようになってしまうのであろうか)



…というイメージでしょうか。
まさに月と同化している境地。

月と同化、と自分で言ってしまうと
lunatic(狂気の)な人に思われるでしょうけど。

(実際、月の引力は、潮汐だけでなく血流にも
 影響を与えると考えられて来ましたし、あながち
"月と狼男"的な逸話は嘘ではないでしょうね。)



ただ、互いに影響し合っているということは不変。

生活環境やシステムの細部は刻々と変化しても
物事の「核」「本質」というものは容易く変化
するものではありません。

今後、人工知能が地球の行方を差配するように
なったり 地球外に移住する…というような
"大きな変化"があっても、人間の本来持ち得る
徳性やら創造性の尊さは変わらないはずです。

それに比べれば"小さな変化"といえるような
受験制度や就職活動規制、災害による住環境変化
などにおいても、各々の本質を見誤らないよう
それでも「変わらないこと」の尊さを考えながら
実りある秋日を歩んで参りましょう。



昨年度「2017年9月の始まり」は「芙蓉(Hibiscus Mutabilis)」を
テーマにしていましたが、「変化と進化」という点で
相通ずるといえますので併せて読み返して頂けば。



それでは、今回はこの辺で。。

9月も素晴らしい出会いで充ちていることを
皆さまと共に心から喜びたいと思います。

いつも本当にありがとうございます。



(今月は世界情勢が許す限り 16日前後に
 もう1回更新できれば良いなと思っています)
posted by laluz at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ラルース進学塾