2018年03月05日

2018年3月の始まり



皆さま、こんにちは。

2018年第2の月も過ぎていきましたね、

毎年この時期には触れておりますけれど
個人的な節目となる誕生月の如月を見送り、
創造の光に照らされる時季を迎えました。

受験生にとっては人生を左右し得る試練が
2月にありましたが 各々の理想・志望を
力強い意志で現実のものとされんことを
心からお祈り申し上げるばかりです。



花散らで 月は曇らぬ よなりせば
 ものを思はぬ わが身ならまし



(花は散ることなく月も曇ることがない世界であったなら
 あれこれ物思いに耽ることはなかったであろうに。)



2018年は西行法師の和歌をテーマに…
ということで今回も『山家集』から。

花は散り 月は曇るが故に物思いが
絶えないという、反実仮想の歌です。 

有機生命体は、生に終焉が有るが故に
生が貴いものと知り感じ得ます・・

…と、有機生命体といってしまうのは
マズいですね…不死の生物もいますから。

人間においても「不死」はともかく
「不老」のニーズは非常に高いので
遺伝子治療など医療倫理的に許容される限り
遅かれ早かれ 実現していくでしょう。

ともあれ、現段階では、花は散り、
人は老いるからこそ物思いに耽ると。

受験生にとっても「皆が合格」なら
思い悩むことなど無くなるでしょうけれど

現実はそうではない。


ただ、日本では約23.5秒ごと1人が世を去り
世界では約10秒間に18人が天に還りますが

そのことを常に深く嘆く人も少ないように
結局のところ人間は自分の関われる範囲しか
認識できない訳で、それが正常でもあります。

細胞 いや、もっとミクロな世界では
目覚ましい生成消滅が繰り返されていますが
それについて深く自覚することもありません。

そうしてみれば、花鳥風月の趣だったり
俗世の損得・勝敗・高低…などといった
「認識しやすいレベル」のものに焦点を
あてて 物思いに耽っているわけです。

宇宙スケールで 地球を眼下に望みますと
月は雲ることなく、太陽も沈みません。

物思いに耽りたいから耽っているのが
人間なので、それは弱さではなく特権
というべきかもしれませんね。

西行も「あれこれ思い悩まずに済むものを…」
と、詠んでいながら それを悲観している
わけではなく その人間の性(さが)を
含めた 諸行無常を表現しているはず。

…兎も角も、現世における一切合切を
思い悩むも良し、笑い飛ばすも良し。
全ては各々の思うがまま為すがまま、
諸行無常を楽しんで行きましょう・・

という感じで 強引に終えるとします。



全ては移ろい行く世界ではありますけれど
その中で 必然に選ばれたご縁によって、

長いお付き合いをさせて頂いている皆さま、
新しくご縁ができた方々の諸々のお心遣いに
いつもながら深く感謝申し上げます。

慈愛に満ちた春光が
生命を優しく照らしていく3月も
皆さまと共に心から喜びたいと思います。

いつもありがとうございます!


posted by laluz at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ラルース進学塾